本位牌の工場に見学に伺いました。

こんにちは、経理のコバヤシです。

先日、弊社で扱う本位牌の工場にお邪魔したので、紹介させて戴きます。。。

弊社では、大きく国産位牌と中国産の位牌を扱っています。
国産品は漆を使って製造し、中国産のものは漆の代替品でカシュ―漆と呼ばれる塗料を使っています。

ここで、質問です。
下の写真でどちらが本漆で塗られたものか分かりますか?

答えは右側の光沢の無いものが漆になります。

カシュ―塗の品は漆を重ねて磨いた「呂色」に近いので、売る側からすると悩ましいものです、、

こうやって見ると、見栄えも良く価格の安い中国製品の方が良い様に感じられますが、安い製品にはベース素材に節がある部材を使っている場合もあり、長期的に見るとひび割れ等のトラブルもあるようですね、、

また台座の裏の塗りムラもままありますので、やはり品質を重んじるのであれば、国産品という事になると思います。

あと、お位牌の形は何を使えば良いの?というお話を伺うケースがございますが、基本的に個人のお好みでお選びいただければ与野ではないでしょうか?
弊社の位置する東海地区では「京中台」というタイプを選ばれるケースが多いのですが、多くは千倉・勝美が多いようですね。

飾られる、場所に合わせてお選びいただければと思います。

金の飾りについては、金粉(面粉)と金箔で彩られた2種類がございます。
下の写真の右側が箔で彩られた物で、左が金粉で彩られた物です。
※光沢の出具合は金箔の方が鮮やかですが、面粉は渋みがありこれも捨てがたいです、、

余談ですが、本位牌の台座がぐらつくというお話を稀にお聞きしますが、これは札と台座を接着材等で固定しない為です。
弊社では位牌の書き足し等のサービスも行っています。
※ご用命の際には、「魂抜き」を行ってからお願い致します。